フットボール文化を受け継ぐガゼルSPZLが端正なモノトーンで登場!
スタジアムの観客席から街へと広まった、"ADIDAS(アディダス)"のクラシックなトレーニングシューズ。その歴史をアーカイブへの深い知識で掘り下げるのが、"GARY ASPDEN(ゲイリー・アスプデン)"が手掛ける"SPEZIAL(スペツィアル)"である。2014年の始動以来、過去のモデルを細部から見直し、当時の雰囲気を残しながら現代のスタイルへと作り替えてきた。10周年を迎えた2024年には、フットボールとライフスタイルを結ぶ"SPZL F.C."をスタート。スパイクから観戦に適したウェアまで展開し、翌年には"ROELEE SPZL F.C.(ローリー SPZL F.C.)"もラインアップされた。
そのシリーズに加わるのが、ブラックとホワイトでまとめた"GAZELLE SPZL FC(ガゼル SPZL FC)"。ベースとなる"GAZELLE SPZL"は2023年秋冬に登場し、1960年代後半、70年代、80年代のガゼルからそれぞれの特徴を取り入れたモデルだ。アッパーの設計を見直すとともに、ソール側面を覆うフォクシングテープにも異なるテクスチャーを組み合わせた。特定の年式をそのまま復刻するのではなく、時代ごとのディテールを選び直すことで、シャープなフォルムを引き出している。2024年には"コアブラック"も登場したが、今回は白いストライプスとヒールタブを効かせ、黒一色だった前作とは異なる表情を見せる。
このモノトーンには、コレクション全体の構想も映し出されている。アスプデンによれば、"SPZL F.C."のメインラインは特定のフットボールクラブを連想させない配色を目指したもの。当初、冬の観戦にも適した"WINTERHILL SPZL F.C."は、ブラックとグレーでアパレルに合わせる予定だった。しかし、その配色ではモデル本来の魅力から離れてしまうと考え、より土の色を思わせるカラーへ変更。その代わり、ブラックを基調とするウェアに似合うトレーニングシューズとして、もう一足を加えることになった。
そこで選ばれたのが、2025年の"OASIS LIVE '25"ツアーでスタッフやクルーのために数百足のみ製作された、ブラックとホワイトの"GAZELLE SPZL"である。一般販売されなかったこのシューズは、当時のアディダス店舗で行われた展示でも注目を集め、発売を望む声が寄せられていたという。追加モデルの決定時には試作期間が限られていたため、開発済みのシルエットを土台に採用。ただし、そのまま市場に出すのではなく、シュータンのロゴ表現やゴールドの箔押し、インソールなどを調整し、ツアー用の一足とは異なる仕様に仕上げた。実用的な配色の背景には、観客席で育まれたスタイルと、ファンの声に応えたいという思いが息づいている。
アッパーは毛並みのあるブラックスウェードで構成し、T字型のつま先補強まで同色で統一。ホワイトレザーのスリーストライプスはギザギザの縁取りによって際立ち、足元を横切るラインをくっきりと描く。ソールもブラックで揃えながら、側面には粒状の凹凸を配し、マットなスウェードとの質感の違いを強調した。シュータンにも立体的なパターンを施し、サイド後方には枠で囲んだゴールドの"SPZL F.C."ロゴを配置。色数を抑えた分、素材や表面の細かな変化が伝わるデザインとなっている。応援するクラブの色を選ばないモノトーンは、ユニフォームに合わせるテラススタイルにも取り入れやすい。
海外では2026年9月25日にアディダスおよび一部取扱店より発売予定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
UPDATE
日本国内では2026年9月25日にアディダス公式オンラインストアにて発売予定。価格は22,000円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。













