スウッシュの軌跡を立体的に刻んだ"AIR FORCE 1"!
"NIKE(ナイキ)"を象徴するロゴとして、スポーツ、ストリート、ファッションのあらゆる場面で存在感を放ってきた"SWOOSH(スウッシュ)"。その始まりは1971年、"BLUE RIBBON SPORTS(ブルーリボンスポーツ)"から独自ブランドへ踏み出そうとしていた"PHIL KNIGHT(フィル・ナイト)"が、ポートランド州立大学でグラフィックデザインを学んでいた"CAROLYN DAVIDSON(キャロリン・デイヴィッドソン)"へ、新しいシューズのためのサイドマークを依頼したことにある。ギリシャ神話の勝利の女神"NIKE(ニーケー)"の翼を思わせる流線は、動きやスピードを直感的に伝えるものとして採用され、のちに世界でもっとも知られるロゴのひとつへ成長した。最初に支払われた報酬はわずか35ドル。小さな請求書から始まった曲線が、ブランドの歴史そのものを背負う記号となった。
そのスウッシュを最も日常的なキャンバスへ落とし込んできた名作が、1982年に"BRUCE KILGORE(ブルース・キルゴア)"の手で生み出された"AIR FORCE 1(エアフォース 1)"である。バスケットボールシューズとして初めて"NIKE AIR"を搭載し、コート上で求められるクッション性と安定性を追求。やがてヒップホップやニューヨークのストリートカルチャーと結びつき、スポーツギアからライフスタイルの定番へと歩みを進めた。シンプルなパネル構成、大きなサイドスウッシュ、厚みのあるソールユニットは、素材や配色の変化を受け止めながら40年以上にわたり進化を続けている。
今回ラインナップされた"AIR FORCE 1 '07 NA3"は、スウッシュそのものをデザインテーマとして強調したニューカラー。アッパーはホワイトとミッドナイトネイビーのコントラストで構成し、サイドパネルやトゥまわりには、縞鋼板を思わせるチェッカープレート状の凹凸感を持つスウッシュパターンをエンボスで刻み込んだ。艶を抑えたネイビーのレザーオーバーレイが全体を引き締め、ホワイトのシューレースとミッドソールがクラシックな清潔感をキープ。さらにステッチやシュータンの"Nike"ロゴ、ヒールのミニスウッシュにはイエローオーカーを差し込み、落ち着いた配色の中にヴィンテージスポーツの温度を添えている。通常のスウッシュをサイドに置くだけでなく、その形状をアッパー全体の質感へ広げることで、定番モデルに奥行きある表情を与えた一足となっている。
中国では2026年10月1日にナイキ取扱店にて発売予定。価格は899元。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。













