淡いパープルが近未来ソールを柔らかく包む!
1993年に登場した"ABZORB(アブゾーブ)"は、着地時の衝撃を吸収しながら反発性も確保する、"NEW BALANCE(ニューバランス)"を象徴するクッショニングテクノロジーのひとつ。90年代以降のランニングシューズを支え、現在ではライフスタイルモデルにも欠かせない機能として受け継がれている。その遺産を、2000年代ランナーの流線的なデザインと現代のビジブルテックへと再構築したのが、2025年に登場した"ABZORB 2000(アブゾーブ 2000)"である。ミラノデザインウィークでも披露された本作は、3Dツールを用いた立体的なソール設計によって、紙のスケッチだけでは表現しにくい複雑な曲線とボリュームを具現化。クラシックなランニングヘリテージを、より実験的なライフスタイルシューズへと押し広げた。
機能面では、フルレングスの"ABZORB"クッショニングに、半透明の"ABZORB SBS"ポッドを組み合わせたソールユニットを採用。分割されたアウトソールの内部には"STABILITY WEB"シャンクを備え、彫刻的な見た目の中に安定性も確保している。厚みのあるミッドソールを単なるボリュームとして見せるのではなく、クッションそのものをデザインの主役に据えている点が、このモデルの大きな特徴だ。アッパーはメッシュをベースに、プリント状のオーバーレイパターンとシンセティック素材を重ね、サイドには大ぶりの"N"ロゴを配置。2000年代のハイテクランナーらしいスピード感を残しながら、ミニマルなパネル構成で現代的にまとめている。
今回のは、淡いパープルを基調にしたシーズナルカラー。メッシュ部分には柔らかなラベンダートーンを使い、周囲のシンセティックパネルにはくすみのあるバイオレットを重ねることで、同系色の中にも奥行きを持たせている。ホワイトのシューレースや"N"ロゴ、ミッドソールの一部が抜け感を作り、半透明のポッドとブラックのアウトソールが足元を引き締める。未来的なソール構造を備えながら、色味は穏やかで日常のスタイリングにも馴染みやすい。テクニカルな存在感と柔らかな季節感を両立した、"ABZORB 2000"の新たな魅力を引き出す一足となっている。
日本国内では2026年7月16日よりニューバランス取扱店にて発売予定。価格は24,200円(税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。










