フォームポジットの名色を継ぐテニス仕様の異端作!
1997年に登場した"AIR FOAMPOSITE ONE(エア フォームポジット ワン)"は、"NIKE(ナイキ)"のバスケットボールカテゴリーにおいて、現在も特別な存在感を放ち続ける一足である。デザイナーの"ERIC AVAR(エリック・エイヴァー)"が手掛けた流線型のシェルは、硬質なフォームポジット素材が足に馴染むように成型されることで、当時のレザー主体のバスケットシューズとはまったく異なる未来的なスタイルを提示した。デビューカラーのロイヤル、そして"ANFERNEE "PENNY" HARDAWAY(アンファニー・ペニー・ハーダウェイ)"との結びつきは、フォームポジットをコート上のギアからストリートのアイコンへと変わっていった。中でも2010年に登場した通称"COPPER(カッパー)"は、ペニーのニックネームと1セント銅貨を重ねたストーリー性、金属のような輝きで高い人気を獲得した名色として知られている。
そのフォームポジットの遺伝子をテニスシューズへ落とし込んだのが、"ZOOM VAPOR X POSITE(ズーム ヴェイパー X ポジット)"だ。ベースには素早い切り返しや横方向の動きを支える"VAPOR X(ヴェイパー X)"の設計を採用し、そこへフォームポジットを思わせる光沢ある成型パネルを組み合わせている。バスケットボールとテニスは、短い加速、急停止、鋭い方向転換を繰り返す点で共通する動きが多く、その機能的な接点をビジュアルでも大胆に表現したハイブリッドモデルと言える。初登場時は大々的なローンチを伴わず、限られた流通で静かに姿を見せたことから、フォームポジットファンの間でも知る人ぞ知る存在として記憶されてきた。
復活に合わせて用意されたのは、フォームポジットの名作カラーを想起させるカッパーと、鮮烈なメタリックオレンジの2色。カッパーは、ブラックのタンやレースユニットで引き締めながら、波打つポジットパネルに銅色の光沢をまとわせ、アイスブルーの半透明アウトソールで近未来的なムードを際立たせている。一方のメタリックオレンジは、炎のような発色とブラックのソールを組み合わせ、よりアグレッシブな印象へ。どちらもローカットのテニスシルエットで軽快さを残しながら、フォームポジットらしい重厚な存在感を楽しめる仕上がりとなっている。
海外では2026年8月にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$170。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
■COPPER(AO8760-900)
■METALLIC ORANGE(AO8760-600)




















