漆黒のレザーでモカシン風に仕立てた"SHOX TL SE"!
"NIKE(ナイキ)"が2000年代初頭に打ち出した革新的クッショニング、"SHOX(ショックス)"。その発想は1980年代の研究開発まで遡り、着地時に圧縮された円柱状のコラムが元の形へ戻る力を利用して、衝撃吸収と反発性を生み出すメカニカルなソールシステムとして結実した。2003年に登場した"SHOX TL"は、"TL=TOTAL(トータル)"の名が示す通り、ヒールから前足部まで大小の"SHOX"コラムを連ねたフルレングス仕様が特徴。フォームミッドソール、ヒールのTPUプレート、ラバーアウトソールを組み合わせ、クッション性だけでなく安定感も意識した、Y2K期のナイキらしい機能美をまとっている。
近年のスニーカーシーンでは、ローファーやモカシン、ボートシューズといったクラシックなアッパーに、ハイテクスニーカーのソールを掛け合わせる流れが強まっている。先日の"FLAT PEWTER(フラットピューター)"と同じく、今回の"SHOX TL SE"もモカシン風のアレンジを施した一足である。通常の"SHOX TL"に見られるメッシュやTPUケージの印象から大きく離れ、フルグレインレザーで包み込んだモカシンシューズ風のアッパーへ刷新。甲まわりを囲むステッチや丸みを帯びたトウのラインが、足裏のメカニカルな"SHOX"コラムとのコントラストを際立たせている。
カラーは潔くブラックで統一。つま先からサイドへ流れるスムースなレザーパネル、履き口まわりの柔らかな質感、シュータンへ重なる丸紐まで同色でまとめることで、革靴のような落ち着きとモードな緊張感を引き出した。サイドのスウッシュは刺繍や別パーツではなく、細かなパーフォレーションで表現。ロゴを主張しすぎないミニマルな処理により、レザーの面構成とステッチワークがより引き立つ。
足元では、艶やかなブラックの"SHOX"ユニットが連なり、クラシックなアッパーに未来的な迫力を注ぎ込む。光の当たり方でコラムやヒールパーツの輪郭が浮かび上がるため、オールブラックでありながら重たく見えすぎず、素材の違いによる奥行きも楽しめる。
日本国内では2026年7月7日よりナイキ取扱店にて発売予定。価格は30,030円(税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












