アルファプロジェクトの異端児が"TRIPLE BLACK"で再起動!
1987年の"AIR MAX 1(エアマックス 1)"でビジブルエアを初めて可視化して以来、"NIKE(ナイキ)"はクッショニングテクノロジーをデザインの主役へと押し上げてきた。その系譜が90年代後半から2000年代へ向かう中で、ブランドは五つのドットロゴを掲げた"ALPHA PROJECT(アルファプロジェクト)"を展開。"AIR PRESTO(エア プレスト)"や"AIR KUKINI(エア クキニ)"に代表されるように、従来のランニングシューズの枠を押し広げる実験的なプロダクトが相次いで誕生した。"AIR MAX 2000(エアマックス 2000)"も、その前衛的な流れに名を連ねる一足である。
2000年代初頭の空気をまとった"AIR MAX 2000"は、流線的なアッパー、低く構えたレース構造、サイドへ走るリブ状のラインによって、当時のフューチャリスティックなムードを色濃く映し出したモデルだった。近年はY2Kテイストやアーカイブランナーへの関心が高まる中で、2026年発売予定の"SUPREME(シュプリーム)"とのコラボレーションによって再び脚光を浴びることに。その流れを受け、インラインから精悍な"TRIPLE BLACK"がスタンバイした。
アッパーは通気性を意識したメッシュをベースに、艶を抑えたTPUパーツと立体的なリブを重ねて構成。トゥには深く被さる補強パーツを備え、甲周りにはラバー状のパネルと丸型アイレットを組み合わせることで、機械的でタフな表情を作り出している。サイドには鋭く伸びる小ぶりなスウッシュ、その後方には"ALPHA PROJECT"を象徴する五つのドットロゴを配置。インソールにもドット状のグラフィックを落とし込み、アーカイブとしての背景を静かに主張する。
ソールユニットには大型のビジブルエアを搭載し、アウトソールには楕円形のトラクションパターンと肉厚なラグをセット。全体をブラックで統一しながらも、メッシュの織り、TPUの光沢、半透明のエアウィンドウがそれぞれ異なる質感を生み出し、複雑なパーツ構成を引き締めている。2000年代の実験精神を、現代のストリートへと自然に呼び戻す一足となりそうだ。
海外では2026年秋冬にナイキおよび一部取扱店にて発売予定。価格は未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。









