荒々しいポニーヘアと鋭いスパイクの異色作!
1966年、カリフォルニア州アナハイムで創業した"VANS(ヴァンズ)"。初のプロダクトとして生まれた"STYLE 44(スタイル 44)"こそ、のちに"AUTHENTIC(オーセンティック)"と呼ばれるブランドの原点である。デッキシューズを思わせるシンプルなローカット、足裏でボードを捉えるワッフルソール、そしてキャンバスアッパーというシンプルな構成は、サーファーやスケーター、ミュージシャンたちから愛用されてきた。生誕60周年を迎えた2026年は、"NEEDLEWORK"、"LA HABANA BAG"、"OVERPAINT"、"COPA RACING RED"、"FDMTL TABI TOE"など、ミニマルなシルエットを生かしながら素材や装飾で魅力を高めたモデルが続々登場している。
今回は、荒々しくワイルドな雰囲気をまとった"SPIKES/HAIRY WOOL(スパイク/ヘアリーウール)"である。デザインを手掛けたのは、"VANS"在籍時に数々の個性的なプロジェクトへ関わり、現在は"JORDAN BRAND(ジョーダンブランド)"で活躍する"GREG BETTY(グレッグ・ベティ)"。ここ数年の"VANS"が再びスニーカーシーンで注目を集めている理由のひとつに、クラシックモデルの枠を崩しすぎず、素材やディテールで強い違和感を生み出す姿勢がある。本作も、普遍的なローカットをベースにしながら、パンク、クラフト、ヴィンテージの要素を大胆に重ねて、ユニークなスタイルを具現化している。
アッパーは、トウ、アイステイ、ヒールをブラックで引き締め、サイドパネルにはブラウン、ベージュ、オレンジが混ざり合うような毛足の長い素材を配置。ほつれた糸が表面に浮かぶことで、古いラグや手仕事のファブリックを思わせる温かみを生み出す。履き口のパイピングには花柄のようなプリントを添えて全体の重さを和らげている。一方で、トウやサイド、ヒールには鋭いメタルスパイクパーツを散りばめ、さらに小さなターコイズ調の装飾を加えることで、ラフな素材感に硬質な光を差し込んだ。フォクシングテープには汚しを入れたような加工も施され、最初から履き込まれた一点物のような雰囲気を漂わせる。
海外では2026年6月に発売される可能性があるが、現時点では正式な発売日は未定。価格も未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。








