手描きのグラフィックを散りばめた遊び心溢れる逸足!
ヴィンテージ古着店での経験を礎に、デザイナー"後藤慎平"氏が2018年から手掛けるドメスティックブランド、"MASU(エムエーエスユー)"。その名は日本語の敬語「~ます」に由来し、当たり前の服にひねりを加えるという、礼儀とユーモアを併せ持つ。過去のスタイルを現代的に再解釈し、"男性らしさ"の固定観念を打ち破るその繊細なデザインは、東京のファッションシーンで瞬く間に頭角を現した。
2026年春夏シーズン、その気鋭のブランドが"PUMA(プーマ)"とのコラボレーション第2弾を発表。"PALERMO(パレルモ)"に続くのは、2003年頃に登場した、陸上スパイクとストリートシューズのクロスオーバーモデル"H-STREET(エイチストリート)"。その薄く流麗なシルエットを、"MASU"は"BOYS NOTE(ボーイズノート)"という詩的なコンセプトで再構築した。
オフホワイトの上質なレザーアッパーを一枚のノートに見立て、その上には、まるで少年が書き留めたかのような、天使のモチーフや手書き風のタイポグラフィが散りばめられている。「THE SCENE OF THE ANGELS (天使たちの情景)」「LOVE」「DREAM」といった言葉や、ハートや星のアイコン。若さゆえの純粋さや、不完全な感情のほとばしりを、デザインへと昇華させた。失敗や泥汚れすらも個性として肯定する"MASU"の哲学は、計算しすぎない手書きの温かみとなって、この一足に宿る。
日本国内では2026年にMASUにて発売予定。価格は24,200円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。