初めてのスタートラインへ、走りやすさを追求した新世代レーサー!
トップ選手が記録を塗り替える一方で、初めてのマラソン完走を目指すランナーも増え続けている。そんな一人ひとりの挑戦に向け、"NIKE(ナイキ)"が開発したのが、"SWOOSHFLY(スウッシュフライ)"。出発点となったのは、中国のランナーから寄せられた、レース用シューズの反発力と、安心して走り続けられる履き心地を求める声だった。5kmからマラソンまで、初レースや新たな目標へ挑むランナーを視野に入れ、フォーム、プレート、足型から設計を見直している。
開発チームが着目したのは、走るペースによって変わるシューズへの要求。エリート選手よりも長い時間、多くの歩数を重ねて完走を目指すランナーには、強い反発に加え、扱いやすさや耐久性も欠かせない。そこで、カーボンファイバー製の"FLYPLATE(フライプレート)"は、ALPHAFLY 4の8層に対して5層構造を採用。上海の"NIKE SPORT RESEARCH LAB"でテストを重ね、蹴り出しを支えるバネのような働きと、足運びに対応する柔軟性のバランスを探った。層数を減らすことで材料の使用量も抑え、より手に取りやすい価格へつなげている。
足の収まりを決めるラストも新設計。中足部の幅を広げ、アーチを低く設定することで、レーシングシューズの細さや土踏まずへの当たりを気にするランナーに配慮した。中足部のバンドとレース用のシューレース、形状を整えたヒールカウンターが足を保持。厚みを持たせたシュータンと履き口、超臨界発泡フォームのソックライナーが足当たりを和らげ、練習から本番まで使えるフィットを目指した。
ミッドソールには新開発の超臨界発泡フォーム"SKYX(スカイX)"を搭載。TPUのビーズを用い、かかと、プレート周辺、前足部で求められる役割に合わせて密度を調整している。クッション性と反発性を備えながら、かかとからつま先へ滑らかに重心を移せるよう設計。長時間の走行を支える耐久性にも重点を置いた。ナイキによるメンズUS10サイズでの比較では、フォームとプレートを組み合わせたシステムが、VAPORFLY 4に対して最大16%高いエネルギーリターンを実現。走行速度やタイムの改善率ではなく、シューズの反発特性を示す比較値となる。
アッパーには半透明の織物素材"VAPORWEAVE(ヴェイパーウィーブ)"を使用し、軽さと足を包む構造を両立。透ける素材はソックスの色も楽しめる仕上がりで、つま先周辺には保護を加えている。公開された一足は、ホワイト系のアッパーを大きなブラックのスウッシュが横切り、ソール側面には鮮やかなオレンジを配置。細かな凹凸と流れるようなカッティングが、厚底のフォルムを軽快に見せる。アウトソールは2種類のラバーを使い分け、前足部には"GOATEK"を採用。給水所などの濡れた路面も考慮し、必要な場所にグリップと耐久性を持たせた。
開発期間は約1年と、通常の新規モデルのおよそ半分。小規模なチームで試作とテストを素早く繰り返し、アスリートや製造パートナーとの連携から完成へと進めた。新たなレース向けラインでは、マラソンの限界を追う"APEX(エイペックス)"、反応性と快適さをバランスさせた"ALPHAFLY 4(アルファフライ 4)"とともに展開。SWOOSHFLYは、レース用シューズを初めて選ぶランナーにも扱いやすい構造と価格を用意し、スタートラインへの一歩を後押しする。
中国では2027年2月に先行発売予定。その後、同年春に世界各地のNIKE.COMおよび一部取扱店で展開される。発表価格は$145/17,600円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。










