毛並みのあるブラックで表情を変えた"GATOR RUN"!
ランニングシューズの印象が強い"NEW BALANCE(ニューバランス)"のアーカイブには、フィールドスポーツに根ざした個性派も存在する。その一つが、1982年に登場したターフシューズをルーツに持つ"GATOR RUN(ゲーター ラン)"。2026年にはライフスタイルモデルとして再登場し、薄く構えたシルエットと、歯のような突起が並ぶアウトソールを現代のファッションへと取り入れた。復活時にはクロコダイル柄を型押ししたパテントレザーを採用。競技用のデザインを残しながら、意外性のある素材で印象を変えるアプローチを打ち出している。
最大の特徴は、横から見てもはっきりと分かるラバーアウトソールの凹凸。ターフシューズ時代のグリップを意識した造形が、すっきりとしたローカットに力強いアクセントを加えている。つま先からかかとまで低く伸びるフォルムは、厚底のランニングモデルとは異なる軽快なバランス。過去にはサイダー/アンバーヘイズの鮮やかな配色や、ダークブラウンの落ち着いたアレンジも登場し、素材や色の選択によって幅のある表情を見せてきた。
今回はブラックとマグネットのダークトーンを組み合わせ、毛並みのあるアッパーで質感を際立たせた。つま先の補強からサイド、ヒール周りまで同系色でまとめ、"N"ロゴもボディになじませることで、毛流れによる微妙な陰影を楽しめるデザインへ。ヒール上部には光沢のあるパーツを配し、柔らかな毛並みとのコントラストをつくった。黒いシューレースや控えめなカラーのソールも統一感を保ち、色数を抑えながら素材の違いで奥行きを生み出している。
内側にはレザーライニングを採用し、クラシックなスポーツシューズに上質な要素をプラス。起毛した表面と暗い色使いは、ウールパンツや秋冬のアウターにもなじみやすい。端正な横顔に対して、足元には大胆な歯状のソールを残す。そのギャップによって、黒いスニーカーでも均一な印象に収まらない"GATOR RUN"ならではの個性を引き出している。
海外では2026年9月30日にニューバランス取扱店にて発売開始。価格は€140。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。










