未完成の美学を爽やかなメタリックカラーで磨き上げた"1906A"!
NEW BALANCE(ニューバランス)が創業した年を名に掲げ、2009年にハイパフォーマンスランニングシューズとして誕生した"1906"。通気性に優れたオープンメッシュ、足中央部を支える"N-LOCK(エヌロック)"、TPU製ヒールケージなど、2000年代の機能主義を映したテクニカルな姿が特徴だった。2022年には、そのアッパーへ"860V2"由来のソールユニットを組み合わせた"1906R"として復活。Y2Kランニングの流線型と快適な履き心地を現代のファッションへ結び付け、ニューバランスの新たな定番へと成長した。
完成された"1906R"の構造を、あえて崩すことで生まれたのが2024年デビューの"1906A"である。2000年代のテクニカルな設計図を思わせるパーツ構成を土台に、補強パネルを中心からずらし、縫い留めないエッジを浮かせ、"N-LOCK"のストラップをサイドへ垂らす。機能のために整然と並んでいた要素をファッションの視点で再編集した姿は、完成途中のプロトタイプのようでありながら、計算された立体感を生み出す。デビュー時に登場した"TECH EXPLOSION"が提示した、レトロランニングと脱構築を交差させるデザインは、本作にも色濃く受け継がれている。
今回は、明るい"シーソルト"のオープンメッシュをベースに、シャープなメタリックシルバーのオーバーレイを幾重にもレイヤード。サイドの"N"ロゴやヒールケージには、澄んだ水色を思わせる"アルティテュード メタリック"を差し込み、機械的なパーツ構成へ軽快さを加えた。クリームを帯びたミッドソールが全体を柔らかく受け止め、ブラックのアウトソールが足元を引き締める。爽やかな配色の中で、浮き上がるパネルや垂れ下がるストラップの影が奥行きを生み、"1906A"ならではの実験性を際立たせている。
足元には柔軟な"ACTEVA LITE(アクティバ ライト)"、衝撃を吸収する"N-ERGY(エナジー)"、ヒールの分割型"ABZORB SBS(アブゾーブ SBS)"ポッドを組み合わせた高機能ソールを装備。見た目だけを再現したレトロモデルではなく、2000年代のランニングテクノロジーを日常の快適さへ転換している点も魅力となる。
海外では2026年9月19日にニューバランス取扱店にて発売開始。価格は$170。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。










