インドの伝統靴"JUTTI"とストリートカルチャーを、名作"SAMBA"に結ぶ!
1950年に冬の凍ったピッチへ対応するフットボールシューズとして誕生した、"ADIDAS(アディダス)"の"SAMBA(サンバ)"。足元を低く保つ薄いガムラバーソールと、つま先を守るT字型の補強パーツは競技のために生まれた機能だったが、1970〜80年代には英国のテラスカルチャーへ浸透。やがて音楽やファッションとも結び付き、現代ではスポーツと日常を軽やかに往来するスタイルの象徴となった。時代や地域が変わっても受け継がれてきたスタンダードな構造が、異なる文化を受け入れるキャンバスとなっている。
その名作を再解釈するのは、2016年にニューデリーでスタートしたスニーカーとストリートウェアのブティック、"VEGNONVEG(ベグノンベグ)"。国際的なブランドや希少なスニーカーを紹介するだけでなく、アートや音楽、イベントを通じてインドのコミュニティを育ててきた存在である。設立10周年を迎えた今回、"アディダス オリジナルス"との初のコラボレーションが実現。インドに根差しながら世界へ視線を向ける同店の歩みを、ヒールを開放した"SAMBA MULE(サンバ ミュール)"へと映し出した。
着想源は、インドで受け継がれてきた伝統靴"JUTTI(ジュッティ)"。着脱しやすいオープンバックは、住居や聖域へ入る際に靴を脱ぐ生活習慣とも自然につながり、"サンバ"のTトゥから伸びるパッド入りのシュータンは、ジュッティに見られる尖ったトゥを思わせる形へ整えられた。ブラックのプレミアムレザーには、成長、コミュニティ、インドのルーツを象徴するリーフの刺繍を同色で施し、その先には花のように輝くゴールドのトレフォイルを配置。ステッチを表面に見せないTトゥ、オフホワイトのスリーストライプス、ガムラバーソールが、華やかな装飾をクラシックな佇まいへまとめている。
内側に覗く鮮やかなレッドのライニングも、伝統的なジュッティを意識したもの。さらに左右のインソールをグリーンとレッドで切り替え、相反する"VEG"と"NONVEG"がスニーカーへの愛情で一つにつながるブランドの考えを表現した。ジュッティの装飾から着想を得たグラフィックとともに、一方には「FROM VEGNONVEG WITH LOVE」、もう一方には「TO INDIA AND BEYOND」のメッセージを刻印。インドのために作られた一足でありながら、その文化を世界へ届けるという今回のコンセプトが、見えない部分にまで貫かれている。ブラックは世界の一部"ADIDAS CONSORTIUM"取扱店で展開され、シルバーは"VEGNONVEG"のみで販売される限定カラーとして用意された。
日本国内では2026年9月19日よりatmosにて発売。価格は22,000円(税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












