速さを支える構造を磨き続ける"ALPHAFLY 4"!
42.195kmを走り切るために、反発性、安定性、軽量性を追求してきた"NIKE(ナイキ)"のロードレーシングシューズ、"ALPHAFLY(アルファフライ)"。その第4世代となる"ALPHAFLY 4(アルファフライ 4)"が登場。前足部に露出するエアと大きくせり上がる厚底ソールはそのままに、各部の形状を見直した新たなシルエットを見せている。
シリーズの出発点を語るうえで欠かせないのが、2019年10月にウィーンで行われた"INEOS 1:59 CHALLENGE"。"ELIUD KIPCHOGE(エリウド・キプチョゲ)"は、後のアルファフライにつながる試作シューズを履き、1時間59分40秒2でマラソンの距離を走破した。世界記録として公認される条件とは異なる特別な挑戦だったが、2時間の壁を破った走りは、シューズ開発の可能性を強く印象づけた。翌2020年には初代"AIR ZOOM ALPHAFLY NEXT%"が登場。軽量で反発性に優れる"ZOOMX(ズームX)"フォーム、フルレングスのカーボンプレート、前足部の2つの"AIR ZOOM(エア ズーム)"ユニットを組み合わせ、マラソンに向けた独自のクッショニングシステムを形にした。
その後の進化は、強い反発を長い距離で扱いやすくするための改良でもあった。2022年の"ALPHAFLY NEXT% 2"では、前足部のAir Zoomの下にフォームを追加し、着地から蹴り出しへの移行を調整。踵の幅も広げて安定性を高め、アッパーは部位ごとに通気性とホールド性を考慮した"ATOMKNIT 2.0(アトムニット 2.0)"へと更新した。
2024年に発売された"ALPHAFLY 3"では、分かれていた前足部と踵をつなぐ連続したソール構造を採用。接地位置の異なるランナーにも滑らかな体重移動をもたらし、幅を広げたカーボン製"FLYPLATE(フライプレート)"と"ATOMKNIT 3.0"で安定性と足の収まりを追求した。発売に先駆け、2023年のシカゴマラソンでは、"KELVIN KIPTUM(ケルビン・キプタム)"がその試作モデルで当時の世界記録、2時間00分35秒を樹立している。
そして、以前にプロトタイプを紹介した第4世代は、前作の流れを汲むデザインで姿を現した。つま先へ向けて反り上がるロッカー形状と、前足部のAir Zoomを露出させた構成が特徴。エア周辺には大きな空間を設け、厚みのある踵から前足部へとソールの形状を変化させている。側面に刻まれた細かなラインも、立体的なフォームの造形を際立たせる。どこを支え、どこを削るのか。これまでのシリーズが重ねてきた構造の調整が、新型でも重要な見どころとなりそうだ。ただし、重量やドロップ、新たなフォームの詳細など、性能を比較するための数値や仕様は正式発表を待ちたい。
今回のカラーは、ホワイトを基調とした編み地にグレーを重ね、ブラックのスウッシュを大胆に配置。外側はつま先へ伸びる大きなロゴ、内側は小ぶりなロゴと、左右で見え方を変えている。前足部のソールには鮮やかなオレンジを差し、甲の"alphafly 4"の文字と踵のラインにも同色を使用。透け感のあるアッパーと、機能部分を強調する配色で、レーシングモデルならではの軽快な姿にまとめた。
海外では2026年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$270。
また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。













