次世代モデル"990V7"と見られる一足がデービス会長の足元に!
新作の発表に先駆け、ブランドのトップが履く一足に視線が集まっている。"LOOPWHEELER(ループウィラー)"の鈴木氏が、ボストンにある"NEW BALANCE(ニューバランス)"の本社と米国の工場を訪問。その様子を紹介したInstagramの投稿には、会長でオーナーの"JIM DAVIS(ジム・デービス)"氏との写真も含まれていた。そこでデービス氏が着用していたグレーのシューズが、次世代の"990V7"ではないかと話題になっている。現段階では正式なモデル名は発表されておらず、新型と見られる一足の姿が先に伝わってきた形だ。
この着用写真が興味深いのは、デービス氏と"990"の特別な関係にある。"990"は、デービス氏の承認を得なければ製品化できない品番として知られる。その品質を見届ける人物が履く新型だからこそ、次の"990"を巡る関心も高まる。もっとも、今回の着用だけで市販化や発売時期が決まったことを意味するわけではない。
その歴史は、1982年の初代"990"、現在の"990V1"から始まった。最高のランニングシューズを目指して開発され、当時100ドルという高価格と、"1000点満点中990点"の広告で完成度をアピール。グレーのスウェードとメッシュを組み合わせた端正な姿は、機能を重視するランナーから日常の足元へと広がっていった。続く"990V2"は1998年に登場。小ぶりなNロゴや曲線的なパーツ構成に、衝撃吸収素材"ABZORB(アブゾーブ)"、安定性を支える"ENCAP(エンキャップ)"を組み合わせた。2012年には誕生30周年を迎え、"990V3"へと進化。V2よりも軽量化を進め、スポーティなデザインにアップデートされた。なお、この間には"995"や"996"、"991"、"992"なども登場しており、990番台全体のモデル数と、"990"そのもののバージョン番号は異なる。
2016年の"990V4"では、軽量なクッション材をポリウレタンで包み込むENCAP構造を採用し、クッション性と耐久性を追求。2019年の"990V5"は履き口付近にTPU製の補強パーツを加え、足を支える構造を見直した。そして2022年、40周年の節目に登場したのが"990V6"。中足部を覆っていたサドルを取り払い、メッシュの上を補強パーツが踵からつま先へ流れるデザインに刷新した。ミッドソールには反発弾性に優れる"FUELCELL(フューエルセル)"を990シリーズで初採用。クラシックな見た目を守るだけでなく、ランニング由来の技術で履き心地を更新する姿勢を示した。
今回の"990V7"とされる一足も、アッパーはグレーの濃淡で構成。正面から捉えた写真では、メッシュ状のベースにスウェード調のパーツが重なり、つま先を包む明るいグレーの補強が側面へ長く伸びている。甲には濃いグレーを配し、曲線的な切り替えを強調。淡い色のミッドソールとブラックのアウトソールが、その多層的なアッパーを支えている。V6からどこまで構造を改めるのか、クッショニングはさらに進化するのか。側面やソール全体の鮮明な姿、搭載テクノロジーを含む詳細はまだ明らかにされていない。
2026年の年末から2027年の初頭にリリースが噂されている。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。






