ブラックスウェードで装いを変えた、秋冬のエア モナーク!
アメリカのお父さんたちが愛用するシューズから、ファッション好きにも親しまれる一足へ。"AIR MONARCH(エア モナーク)"ほど、時代とともに見られ方が変わった"NIKE(ナイキ)"のスニーカーも珍しい。2000年代初頭にトレーニングシューズとして誕生し、履き心地と手頃な価格を重視した作りで日常に浸透。初代を手掛けた"ROB DOLAN(ロブ・ドーラン)"に続き、2代目を担当したのが、後にジョーダンブランドでも活躍する"JASON MAYDEN(ジェイソン・メイデン)"だった。彼が思い浮かべたのは、幼い頃の自分を支えた教師やコーチといった身近な大人たち。快適さや足幅、素材、価格を丁寧に考えた設計は、その後の3代目、4代目にも引き継がれていった。
そんな堅実なシューズに新たな視線が向けられたのが、2010年代後半のダッドシューズブーム。丸いトゥや厚いソール、幾重にも重ねた補強パーツが、あえて野暮ったさを楽しむスタイルにマッチした。2018年にはモナークをもとにレイヤードやソールの造形を再構築した"M2K TEKNO(M2K テクノ)"が登場。翌2019年には"MARTINE ROSE(マーティン ローズ)とのコラボレーション"が発売された。極端に大きなアッパーを小さなサイズのソールに合わせる発想から生まれた、歪みのあるフォルムは話題に。見慣れたトレーニングシューズが、デザイナーの大胆な表現にも応えることを示した。
今回の"AIR MONARCH SE(エア モナーク SE)"は、そのボリュームあるシルエットを落ち着いた素材使いで仕立てている。アッパーの主役は、マットなブラックのスウェード。曲線を描くパネルを同色で重ね、スウッシュやシューレースも黒で揃えることで、起毛の濃淡とステッチが浮かぶ表情を作り出した。ミッドソールまで色を統一した重厚な姿に、飴色のガムアウトソールが程よい抜け感をプラス。つま先やヒールから覗くブラウンが、デニムやコーデュロイとも馴染む秋冬らしさを添えている。同じスウェード仕様では"カカオ ワオ"も登場予定である。
足元を支えるのは、フルレングスの"NIKE AIR"と軽量フォームを組み合わせたクッショニング。アウトソールにはラバーを配し、日常の歩行にも適した作りを受け継いだ。定番のレザーとは異なる柔らかな素材感を取り入れながら、モナークらしい実用性を残している。
海外では2026年にナイキ取扱店にて発売予定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












