シェルトゥを軽やかなミュールへと再構築!
2003年、"EDISON CHEN(エディソン・チェン)"が香港で立ち上げた"CLOT(クロット)"。東洋と西洋をつなぐクリエイションを掲げ、伝統的な中国文化のモチーフやアジアのストリート感覚を、現代的なファッションへ落とし込んできた。セレクトショップ"JUICE(ジュース)"を通じたコミュニティ作り、音楽やアートを巻き込む表現、数々のコラボレーションによって、アジア発のストリートブランドとして国際的な存在感を高めている。2023年には"ADIDAS ORIGINALS(アディダス オリジナルス)"とのグローバルパートナーシップを発表。アディダスのアーカイブに、チェンならではの文化的な解釈を重ね、ストリート、フォーマル、ライフスタイルを行き来するコレクションを展開してきた。
その代表的な一足が、2024年に登場した"CLOT SUPERSTAR BY EDISON CHEN"である。バスケットボールシューズとして誕生し、ヒップホップやストリートカルチャーの中で不動の地位を築いた"SUPERSTAR(スーパースター)"をベースに、手縫い風のレザーシェルトゥ、レザーウェルト、EVAウェッジ、鋸歯状のシャークソールを組み合わせ、スニーカーに革靴のような品の良さを加えた。今回の"SAWTOOTH MULE(ソートゥース ミュール)"は、その流れをミュール仕様へと発展させたモデル。つま先にはシェルトゥの面影を残しながら、ヒールを大胆に取り払い、クラシックなスニーカーをスリッポン感覚で履ける一足へと変えている。
アッパーはカードボードカラーの起毛感あるレザーで構成し、素朴な質感と柔らかな陰影を演出。サイドのスリーストライプスや履き口まわりにはオリーブがかったトーンを差し込み、アースカラーの中に落ち着いた奥行きを作り出した。ホワイトのシューレースには白とグレーのタッセルを添え、シュータンにはトレフォイルと"CLOT"の共同ロゴを配置。かかとを開いたミュール仕様ながら、甲をしっかり覆う設計と深い履き口によって、ラフになりすぎないバランスにまとめている。足元には厚みのあるソールユニットを合わせ、側面から底面へかけて三角形のラグが連なる鋸歯状のアウトソールをセット。柔らかなベージュのアッパーと力強いソールの対比が、リゾートシューズの軽さとワークシューズのタフさを感じさせる。通常のローカット仕様で登場する"SUPERSTAR"とは異なり、本作は足入れの軽さとシャークソールのインパクトを前面に出した、"CLOT"と"ADIDAS ORIGINALS"らしい実験的な仕上がりとなっている。
海外では2026年9月1日にアディダス取扱店にて発売予定。価格は€180。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












