ベルベットのスリーストライプスが、深いブラウンに奥行きを与える!
"SAMBA(サンバ)"の歩みは、"ADIDAS(アディダス)"が創業した1949年に始まる。靴職人の"ADI DASSLER(アディ・ダスラー)"が、凍結や積雪のある冬のフットボールピッチでも選手が動けるシューズの開発に着手。翌1950年に発売された初代は357グラムのフットボールシューズで、現在の細身な姿とは大きく異なっていた。同年にブラジルで開催されたワールドカップに合わせ、開催地を象徴する音楽と舞踊から"SAMBA"と名付けられたとされる。創業時からブランドの象徴だったスリーストライプスを備え、アディダスの初期を支えた重要な一足だった。
その後も競技環境に応じて改良が重ねられ、1962年、1968年を経て、1972年に現在の"SAMBA"へつながる姿が登場。T字型のトゥ補強、シャープなローカット、薄いガムラバーソールを組み合わせ、多方向への動きに対応する設計へ進化した。やがて英国では、スタジアムの観客席に集うフットボールファンが細身のシルエットを普段着へ取り入れ、テラススタイルやカジュアルズを象徴するシューズの一つとなる。ピッチで磨かれた無駄の少ない形が、スポーツの外でも受け入れられる理由となった。
今作の"SAMBA OG(サンバ OG)"は、ダスキーブロンズのヌバックでアッパーを構成。オーロラコーヒーのスリーストライプスには、光の角度で陰影が変わるベルベットを使い、ギザギザの縁取りでクラシックな意匠を際立たせた。同じブラウン系でも、フェイクポニーヘアを使った"FOX BROWN(フォックスブラウン)"とは異なり、色の濃淡と控えめな起毛感で落ち着いた表情をつくり出している。
サイドの"SAMBA"ロゴ、ダークブラウンのシューレース、シュータンのトレフォイルも全体の色調に合わせて配置。テキスタイルのライニングが足当たりを整え、足裏には伝統的なガムラバーアウトソールを組み合わせた。ヌバック、ベルベット、ラバーの質感を細かく切り替えながら、ブラウンのワントーンに近いまとまりを保ち、秋冬の装いにも取り入れやすい仕上がりとなっている。
日本国内では2026年8月28日より、アディダス公式オンラインショップにて発売予定。価格は16,500円(税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。













