硬質な輝きで前衛的なスタイルを研ぎ澄ます!
1984年のロサンゼルス五輪に向けて開発された、"ADIDAS ORIGINALS(アディダス オリジナルス)"の名作バスケットボールシューズ、"FORUM(フォーラム)"。デザイナー"JACQUES CHASSAING(ジャック・シャサン)"が手掛け、足首を支えるクロスストラップや高い安定性を備えたハイエンドモデルとして登場した。当時としては高額な100ドルで展開され、競技用シューズとしての存在感を示す一方、重厚なシルエットやクラシックなコートスタイルは、やがてヒップホップやストリートシーンにも浸透。現在では、アディダスのバスケットボールヘリテージを象徴する一足として定着している。
その"FORUM"を、ドレスシューズの要素と結びつけて再構築したのが"FORUM CUBISM(フォーラム キュビズム)"である。伝統的なアッパー構成を残しながら、つま先を鋭いスクエアトゥへ変更し、ヒールは革靴のようにリフトアップ。スポーツシューズの機能的なレイヤーと、フォーマルシューズの要素を衝突させることで、カジュアルとドレスの境界を曖昧にした。艶やかな"パテント仕様"や、柔らかなベージュスウェードで仕立てた"FORGET-ME-NOTS(フォーゲットミーノッツ)"との別注など、素材によって表情を大きく変える点もこのモデルの魅力となっている。
今回ラインナップされた"FORUM SQ"は、ウィメンズモデルらしいモードな解釈を強めたメタリックシルバーで登場。アッパーには光を受けて表情を変えるレザーを採用し、シュータン、スリーストライプス、履き口、アウトソールをコアブラックで引き締めている。通常のシューレースに加え、長く伸ばしたホワイトのレースを甲から足裏へ巻き付けるようにセットして、前衛的なムードを一段と強めている。
つま先はアッパーより外側へ張り出したスクエア形状で、ブラックのソールエッジがメタリックレザーの輝きをよりシャープに際立たせる。ヒール側は大きく持ち上げられ、横から見るとクラシックなフォーラムとは異なる彫刻的なバランスを構築。アウトソールは前足部と踵で分割されたような構造となり、ヘリンボーンパターンのトラクションやトレフォイルロゴが、バスケットボールシューズ由来の記憶をさりげなく残している。スニーカーでありながら、ローファーやドレスシューズにも通じる硬質な存在感を備えた一足である。
日本国内では2026年7月にアディダス取扱店にて発売予定。価格は19,800円(税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












