多層的なパーツ構成で再設計した"MOSTRO Y2K"!
イタリア語で"モンスター"を意味する名を持つ、"PUMA(プーマ)"の"MOSTRO(モストロ)"。1999年に誕生した一足は、1968年の短距離走用スパイクと1980年代のサーフシューズという異なるスポーツシューズを着想源に持つ。地面すれすれまで抑えたフォルム、足裏からトゥやヒールへせり上がるスパイク状のラバー、甲を斜めに走るストラップ。その独特な組み合わせは、スポーツという枠を超えた存在であり、機能を示すパーツそのものをデザインへ変えてみせた。
今回の"MOSTRO Y2K"は、Y2Kの空気感を閉じ込めた現代的なアレンジモデルとなる。比較となるのが"MOSTRO OG PUMA BLACK/PUMA SILVER"だ。OGは縫い目を抑えたテキスタイルアッパーに、一本のストラップを金具へ通して固定する非対称の面ファスナー式クロージャーを採用。サイドには一枚のシルバーのフォームストリップを重ね、ヒールの補強とともに必要なパーツを絞り込んでいる。ソールも薄くまとめながら、スパイクを備えたラバーをトゥ、前足部、ヒールへ大きく巻き上げる構成。滑らかなアッパーと荒々しい足裏の対比が、OGらしい異形の美しさを生み出していた。
一方の"MOSTRO Y2K"は、その基本線を残しながら各部を細かく分け、重ね直している。ベースには目の粗いブラックメッシュを使い、独立したパッド入りのシュータンをセット。トゥガード、甲周り、フォームストリップ、ヒールカウンターには艶を抑えたシンセティックパネルを配し、OGよりも明確にパーツの境界を見せた。甲を押さえるクロージャーも、OGの細いストラップに対して幅広のウェビングバンドを複数方向から交差させる仕様へ変更。通気性のあるメッシュと力強いバンドの組み合わせが、2000年代のパフォーマンスシューズを思わせる密度を作り出している。フォームストリップも、OGのようにシルバー一色で見せるのではなく、ブラックのパネルをシルバーのパイピングで縁取る多層構造へ。履き口からヒールへ伸びる細いラインや、プーマキャットを配した独立型のヒールパーツまで、輪郭を追うようにシルバーを効かせた。足元ではモストロを象徴するスパイクラバーを継承しつつ、前足部とヒールを複数のブロックに分割。土踏まずには半透明のグレーのサポートパーツを加え、アウトソール中央の細かな突起と前後の大きなグルーブを組み合わせている。一体感を重視したOGに対し、Y2Kは構造をあえて露出させることで、より立体的で機械的な表情へ仕上げた。
日本国内では2026年7月16日にプーマ取扱店にて発売予定。価格は14,850円(税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。










