30周年を祝う星条旗グラフィックのアニバーサリーモデル!
1997年、"NIKE(ナイキ)"のバスケットボールカテゴリーから誕生した"AIR FOAMPOSITE ONE(エア フォームポジット ワン)"。デザインを手掛けたのは、のちに"KOBE(コービー)"シリーズでも革新的な仕事を残す"ERIC AVAR(エリック・エイヴァー)"である。レザーやメッシュを縫い合わせるバスケットボールシューズが主流だった時代に、液状のポリウレタンを金型へ流し込み、足を包み込むようなフォームシェルを作り出した発想はあまりにも先鋭的だった。オリジナルカラーの"DARK NEON ROYAL(ダーク ネオン ロイヤル)"は、"PENNY HARDAWAY(ペニー・ハーダウェイ)"のシグネチャーラインとも深く結びつき、ヒールの"1CENT"ロゴとともに90年代後半のコートへ強烈な未来感を持ち込んだ。
制作の背景には、サングラスケースから着想を得たとされる保護的なシェルの考え方や、液体に足を浸してそのまま型を取るような野心的なイメージがあった。実際に生まれたフォームシェルは、金属のような光沢と硬質な表情を持ちながら、履き込むほどに足へ馴染む独特のフィット感を発揮。内側には足を包むインナーブーティーを備え、ソールにはフルレングスの"ZOOM AIR(ズームエア)"を軸にしたクッショニング、中央にはカーボンファイバー製シャンクを搭載した。見た目のインパクトだけでなく、当時のトッププレーヤーを支えるためのハイスペックな構成が詰め込まれていた。
その異質な存在感は、オンコートを離れてからもストリートやコレクターシーンで独自の地位を築いた。丸みを帯びたシームレスなボディは、メタリックカラーやグラフィックを受け止めるキャンバスとしても優秀で、"GALAXY(ギャラクシー)"や"Supreme(シュプリーム)"など、時代ごとに話題作を生み出してきた。2027年は初登場から30周年。未来的だった一足が、いまではナイキを代表するスニーカーとして再評価されている。
その30周年に合わせて用意されているのが、"AIR FOAMPOSITE ONE PREMIUM 30TH ANNIVERSARY"。現段階ではモックアップとされるが、ホワイトのフォームシェル全面に大ぶりなスター柄と淡い斜めのストライプを配置し、アメリカンスポーツの祝祭感を漂わせる。履き口、シュータン、シューレース、ミッドソール、アウトソールはブラックで引き締め、前足部にはハイパーロイヤルのミニスウッシュをセット。暗所では、スター柄がリフレクティブのように浮かび上がる。30年を経てもなお、フォームポジットが視覚的な驚きを生み出せることを示すアニバーサリーモデルとなりそうだ。
海外では2027年夏にNIKE.COMおよび一部のNIKE SPORTSWEAR取扱店にて発売予定。価格は$230。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。






