イタリアの記憶を花々で描く"BELLISIMA"!
"KOBE BRYANT(コービー・ブライアント)"にとって、イタリアは単なる幼少期の滞在先ではなかった。父"JOE BRYANT(ジョー・ブライアント)"がイタリアのプロリーグでプレーするために渡欧したことで、コービーは6歳から少年時代の多くを現地で過ごした。リエーティ、レッジョ・カラブリア、ピストイア、レッジョ・エミリアなどを巡り、言葉や文化に触れながらバスケットボールを吸収した経験は、のちの国際的な感覚やプレー観にもつながっている。過去にもその記憶は"KOBE 6 PROTRO ITALIAN CAMO"として表現されており、"KOBE"ラインでは個人的な背景を色や柄へ変換するアプローチが繰り返されてきた。
ベースとなる"KOBE 6 PROTRO(コービー 6 プロトロ)"は、2010-11年シーズンに登場した"KOBE 6"を現代仕様へ磨き上げたモデルである。ローカットの俊敏なシルエット、足を包み込むヒールカウンター、そして"BLACK MAMBA(ブラックマンバ)"を思わせる立体的なスネークスキン調アッパーが特徴。現行の"PROTRO"では、反発性を高める前足部の"AIR ZOOM TURBO(エア ズーム ターボ)"、クッション性を支える"CUSHLON(クシュロン)"フォーム、低めに設計されたトラクションによって、現代のスピードゲームに対応する履き心地へ更新されている。過去記事の"COALS"や"SNAKESKIN PE"でも、このモデルが持つ攻撃的なマンバの表情が語られてきた。
今回浮上した"BELLISIMA(ベリッシマ)"は、その蛇のイメージをあえて花の美しさへ置き換えた一足といえる。名称はイタリア語の"bellissima"、すなわち「とても美しい」という響きを思わせ、コービーのイタリアへの記憶をより優美な方向から描き出している。アッパーはホワイトを基調に、淡いピンクやグリーンを交えたフローラルパターンを全面へ配置。さらに立体的な花の刺繍を重ねることで、KOBE 6の象徴である鱗状のテクスチャーとは異なる奥行きを作り出した。サイドのスウッシュはピンクのステッチで縁取り、フローラルの柔らかさとパフォーマンスモデルの鋭さをつなぐアクセントになっている。
クリーンなホワイトのミッドソールとガムアウトソールは、華やかなアッパーを落ち着かせ、ライフスタイルでも映えるバランスへ導いている。イタリアのカモフラージュで自然の風景を描いた過去作に対し、本作は花々を通して美しさや記憶を表現する、"KOBE 6 PROTRO"の新たなストーリーテリングと見られる。
現時点で発売日や価格、販売形態は明らかにされていない。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。





