90年代の問題作"AIR BAKIN"がローカットへ再構築!
1997年、"NIKE(ナイキ)"から登場した"AIR BAKIN(エア ベイキン)"。炎のようにうねるオーバーレイ、分厚いミッドソール、黒赤にイエローを差した攻撃的なカラーリングは、90年代後半のナイキバッシュらしいアグレッシブなスタイルとなった。"DENNIS RODMAN(デニス・ロッドマン)"のために準備されたが契約の関係から、結果的には"TIM HARDAWAY(ティム・ハーダウェイ)"や"MITCH RICHMOND(ミッチ・リッチモンド)"が愛用することになる。さらにヒールに燃えるような"AIR"ロゴが、アラビア語の"ALLAH"に似ているとの指摘を受け、回収とロゴ変更へ発展。強烈なデザインと数奇なストーリーが重なり、"AIR BAKIN"はナイキ史に残るカルトモデルとして記憶されてきた。
その後も復刻や"SUPREME(シュプリーム)"とのコラボレーションを通じて再評価が進み、"AIR BAKIN"の荒々しいパネルワークは現代のストリートにも通じる個性として受け継がれてきた。パリファッションウィークで公開された"NIKE SPORTSWEAR(ナイキ スポーツウェア)"の2027年春夏プレビューでは、その系譜をローカットへ落とし込んだ"AIR BAKIN LOW(エア ベイキン ロー)"が登場。量感のあるソールユニットを受け継ぎながら、アッパーは低く軽快な印象へ再設計された。オリジナルの炎を思わせる曲線的なパネルは、網目状に切り抜かれたレザーサイドパネルへと置き換えられ、90年代バッシュのムードにアウトドアシューズのような機能美を重ねている。
今回は、ブラウンからバーガンディ、パープルへとつながる渋みのある配色で構成。トゥには毛足のあるスウェードをあしらい、サイドにはベージュのカットアウトパネルとダークトーンのアンダーレイを組み合わせている。ヒールまわりとソールはブラックで引き締め、ビジブルエアやミニスウッシュ、シューレースにはパープルを配置。ACGを思わせる土っぽいムードに、さりげないアクセントを加えている。シュータンにはオリジナルから受け継がれるダイヤ型のラベルを配置し、プルタブもセット。クラシックな"BAKIN"のDNAを、ライフスタイル向けに再構築した一足となっている。
海外では2027年春夏シーズンに展開予定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。





