煤けた質感で聖夜の裏側を描く "NOT NICE"!
1988年、"MICHAEL JORDAN(マイケル・ジョーダン)"のために"TINKER HATFIELD(ティンカー・ハットフィールド)"が手掛けた、"AIR JORDAN 3(エアジョーダン3)"。シリーズで初めて"TINKER"がデザインを担い、ビジブルエア、エレファントプリント、そしてシュータンのジャンプマンを組み合わせることで、"AIR JORDAN"の方向性を決定づけた一足である。1988年のスラムダンクコンテストで"BLACK CEMENT(ブラック セメント)"を着用した"MICHAEL JORDAN"の姿も重なり、コート上のパフォーマンスとストリートの憧れを結びつけた名作として、現在も復刻や新色のたびに大きな注目を集めている。
2026年のホリデーシーズンへ向けて姿を見せたのは、クリスマスの明るい祝祭感とは対照的なムードをまとった"NOT NICE(ノット ナイス)"。インソールに入る"CHECKED IT TWICE(チェックド イット トゥワイス)"の文字は、サンタクロースがリストを二度確認するという定番のフレーズを想起させるもの。良い子リストから外れた者へ贈られる石炭、煙突を抜ける煤、そして炎の余韻を思わせる色使いが、ホリデーモデルでありながらダークで毒気のある世界観を作り出している。1985年に"AIR JORDAN 1(エアジョーダン 1)"を履いたサンタが描かれた"NIKE(ナイキ)"のクリスマス広告にも通じる、ジョーダンブランドらしい遊び心を感じさせる一足だ。
アッパーには、エイジング加工を施したようなひび割れ感のあるヌバックを採用。ブラックからベルベットブラウンへ滲むような表情の奥に、ゴールドにも見える下地が覗き、長い年月を経たレザーのような味わい深さを漂わせている。トゥとヒールを包むエレファント柄は、定番のグレーではなくブラックとレッドで構成。炎を帯びたような鮮烈なパターンが、重厚なアッパーの中で強い視線を集める。さらにミッドソールは、日焼けや経年変化によって変色したかのようなタンカラーでまとめ、アウトソールにはグリーンを差し込むことで、ホリデーらしい余韻を静かに添えている。シュータンのジャンプマン、ヒールの"NIKE AIR"ロゴはいずれも赤いステッチで縁取られ、ブラックのシューレースやライニングと響き合いながら、"NOT NICE"の名にふさわしいビターな存在感を完成させている。
海外では2026年11月21日にジョーダンブランド取扱店にて発売予定。価格は未定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。









