レーシングとバレエのエッセンが混ざり合う、優美なロープロファイル!
モータースポーツの機能美をストリートへ持ち込んだ"PUMA(プーマ)"の名作、"SPEEDCAT(スピードキャット)"。レーシングドライバーの足元を支えた耐火シューズを原点に、1999年からライフスタイルモデルとして展開された。ペダル操作を意識した薄いソール、細身で低重心のシルエット、踵まで巻き上がるラバーアウトソールは、そのルーツを伝える象徴的なディテールである。厚底が主流だった時代を経て、現在は足元をすっきりと見せるロープロファイルスニーカーの代表格として再評価されている。
その人気を後押ししたのが、バレエの練習着や舞台衣装の要素を日常着へ取り入れる"BALLETCORE(バレエコア)"だ。2022年秋冬の"MIU MIU(ミュウミュウ)"がサテンのバレエフラットを打ち出し、"SIMONE ROCHA(シモーネ・ロシャ)"や"SANDY LIANG(サンディ・リアン)"などもリボン、チュール、柔らかな色彩を取り入れたことで、2023年には大きな潮流へと発展。さらに薄底スニーカーの人気と結びつき、スポーツシューズの実用性に、甲を見せる浅いカッティングや丸いトウの繊細さを重ねた"バレエスニーカー"へと派生した。2025年には世界的な検索数が前四半期比で1,300%増を記録するなど、その勢いは一過性の装飾トレンドを超え、フットウェアの新たな選択肢として定着しつつある。
"SPEEDCAT BALLET NOVA(スピードキャット バレエ ノヴァ)"は、レーシングとバレエという異なる背景を、パーツの構成から丁寧に結びつけたウィメンズモデル。毛足のあるレザーアッパーは甲を深く開き、バレエフラットのように足のラインを軽やかに見せる。丸みを持たせたトウから細身のウエストへつながる流れは優雅だが、つま先の縦方向の切り替えや低く構えたヒールには"SPEEDCAT"の緊張感が残されている。一般的な"SPEEDCAT BALLET"で見られる甲のエラスティックバンドに代わり、今作は小ぶりなアイステイと細いシューレースを採用。フィットを調整できるスニーカーらしい機能を加えながら、履き口の開放感を損なわない設計となっている。
サイドのフォームストリップも大きく再構成された。前足部を包む幅広のパネルから細いラインを踵まで伸ばし、その内側を大胆にくり抜くことで、ブランドの象徴とバレエシューズのストラップを一つのパーツで表現。トウには小さなプーマキャットを刺しゅうし、内側には"ORTHOLITE(オーソライト)"のインソールを収めている。アウトソールは前足部を薄く仕上げながら、踵へ向かってラバーを巻き上げ、レーシングシューズ由来の保護性とグリップを受け継いだ。カラーは2色。スモーキーグレーは淡いグレーのアッパーにオフホワイトのフォームストリップ、トーステッドアーモンドのガムソールを組み合わせ、素材の柔らかな表情を引き立てる。レッドリズムは鮮やかなレッドにオフホワイトのラインを走らせ、ブラックのソールで輪郭を引き締めた。静かなニュートラルカラーと、レーシングスピリットを映す力強い配色によって、同じシルエットの二面性を楽しめるラインナップとなっている。
日本国内では2026年7月17日にプーマ取扱店にて発売予定。価格は12,100円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。
■SMOKEY GRAY/TOASTED ALMOND(408340-04)
■RED RHYTHM/PUMA BLACK(408340-07)



















